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2010.03.13

県シルバー人材センター

県シルバー人材センター連合会(富山市)が11日、全国で初めて県内全域で墓掃除を行う代行サービスを始めた。長引く不況でセンターの収入が減少する一方で、派遣切りに遭った人らの登録者数が増加。少子高齢化が進み、親族だけでは行き届きにくくなった墓守を新たな収入の柱にしようと、心を込めた作業をPRしている。

新たな収入の柱へ

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墓を磨くシルバー人材センターの登録者(11日、富山市八ケ山の真国寺墓地で)

 11日、富山市八ケ山の真国寺墓地。市シルバー人材センターに登録する黒田清人さん(71)と畠山彦彰さん(68)が、今週末に納骨する墓に水をかけ、たわしやタオルを使って丁寧に磨き上げた。墓前に花やろうそく、線香を添え、最後に手を合わせて作業を終えた。黒田さんは「とてもすがすがしい気分」と笑顔を見せた。

  同連合会によると、富山から移住者が多い北海道や東京都などの県人会を通じて、この代行サービスをPRしたところ、高齢で掃除ができない人や県外在在者などから19件の依頼があった。宮田和郎専務理事(62)は「今後、長期的な掃除契約や墓への付き添い業務なども考えたい」としている。

  シルバー人材センターには、60歳以上が入会金を払えば登録できる。労働意欲はあるが、不況で仕事を失った人らの登録が最近増加しており、2009年12月末現在の同連合会の登録者数は9591人で、前年同期比2・6%増。一方、従来のサービスの中心だった清掃や庭の手入れなどの依頼が、経費削減を進める企業を中心に少なくなっており、収入は前年同期比5・5%減の36億8500万円と激減している。

  このため、同連合会では新たな収入源の確保が必要と判断、民間企業の競合が少ない墓掃除の代行サービスへの参入を思いついた。富山市のセンターが料金体系や掃除方法などのマニュアルを作成し、県内全市町村の15センターで取り組むことになった。

  同連合会は「シルバー会員はお墓を大切にする意識も強く、付き添いでも(依頼主と)年代が近いので話しやすい」とアピールしている。

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