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2010.03.07

「安価な墓で」3割弱 西宮市が市民調査

西宮市民の3割弱が「ロッカー式や合葬(がっ・そう)式など安価な墓地で良い」と感じていることが、市民意識調査で明らかになった。10年前は1割以下にとどまっており、来世の行く末にも不況の影響が色濃くにじんでいるようだ。(小池竜太)
 市は意識調査を1950年代から毎年、テーマを変えて続けている。「墓地」についての質問は今回で5回目。便利な場所に新たな市営墓地の用地を確保することが難しく、今後の検討の参考にしようと企画した。

 調査では「従来型墓地で、面積が狭くても手頃な価格のお墓がよい」との回答が40・2%で最も多かった。一方、「ロッカー式の納骨堂など価格の安いものがよい」が13・8%、「共同参拝式の『合葬式墓地』など価格の安いものがよい」が12・2%だった。両者を合わせると26%を占めた。2000年度の墓地に関する意識調査をみると、「共同参拝式やロッカー式などの価格の安いものがよい」とする回答は8・1%だった。こうした安価なお墓を求める回答が10年間で3倍以上に増えていた。

 また、「墓地を必要としない(散骨)形式のものがよい」が11・8%、「わからない」との回答も17・2%あった。

 合葬式の墓地を使うかどうかについて聞くと「使用するかは未定だが関心はある」が24・1%、「使用したくない」が14%、「使用したい」は7・1%だった。

 市環境総務課の担当者は「選択肢の広がりが感じられる。安価な墓地を求めているのは、不況の影響による経済的な面もあるのだろう」と話している。西宮の市営墓地にはロッカー式の納骨堂はあるが、一つの墓に複数の人を埋葬する合葬式はない。都市部を中心に合葬式の公営墓地は広がりつつあり、大阪市では今年度末に開設される。

 今回の調査は昨年9月、無作為抽出した3500人を対象に実施。「墓地」のほか「睡眠」や「男女共同参画」など6項目について調査票を郵送して質問した。有効回収率は58・1%。調査結果は報告書としてまとめ、ホームページで公開する。

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